目指せ就農!田舎暮らし珍走記

29歳、長年住んだ東京から熊本阿蘇へ。2015年移住しました。

バクチ農業


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この前知り合って「こっち住んで農業やりたいんですよ~」と話していた地元のおじさんから朝から電話がありました。

「家ばこれっと?」
というのでおじさん家に行ってみたら、もう一人のおじさんも待っていて、
「お前は本気でやる気あるのか?」
というようなことを聞かれました。
阿蘇に来て1ヶ月半くらいですが、なかなか地元の人の言ってることが分かりません。30パーセントくらいはカンで喋っています。)

はい!と元気よく答え、そのまま頷いていたら農業研修という名の雇用契約の方向にどんどん進んじゃって、そのまま役場まで行ってくれて、あやうく研修させられそうに。
カンで喋るのも考えものです。

嬉しいのですが、地元の人たちの敢行農業は、農業というよりバクチ。
一反あたり500万売ったとか、300万しかいかないからもうその作物はやめとけ、というような世界なのです。
この辺の人たちは主にハウス栽培で、トマト、アスパラ、小松菜などを作っているそう。
もちろん農薬、化学肥料をバシバシ使う農法です。

確かに1~2年研修してそういう農業をやれば、どんなに下手くそでも生活していけるし、上手い人なら1~2000万平気で稼ぎます。
市況に一喜一憂してそれなりに楽しそうだし。
うちの親も、僕が小学生のとき脱サラしてそういう農業を始めたので大体の内情は分かります。


でもなぁ。
やっぱり僕はクワ一本農業をやりたい。
お金が無くてもコネが無くても、土地さえあったら誰でもできる安全で美味しい楽ちんなやつ。

お金がないとできない、機械やハウスが肥料がないとできない、研修しないとできない農業しか無くなっちゃったら誰も農業をやらなくなってしまう気がするのです。
僕が一人で自然農始めてどうにか成功したら、それは即ち「どんなにバカでもできる農法」のはず。


結局、研修の話はやめになり、空き家を一軒紹介してもらったのですが、見に行ったら玄関の目の前にお墓。
いやー、、無理です。

オバケだけはほんと怖くて、今家探しとか言ってるけど古民家に一人で住むなんて本当にできるのか自分でも半信半疑なのに、玄関開けたら2秒でお墓はレベル高すぎ。